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犬レプトスピラ症


『犬レプトスピラ』も犬の感染症です。この犬の病気の原因は「レプトスピラ」という病原体。この細菌が感染症を引き起こします。犬レプトスピラが人に感染する可能性は低いといわれていますが、全く感染しないわけではなく、この病気は人間にも感染します。(ヒトが感染した場合はワイル病と呼称)

病気の感染経路は、感染済みの犬の尿やねずみから伝染するというもの。感染によって胃腸や肝臓が侵されます。感染した犬の尿やねずみの尿、その尿に汚染された水や土に触れることで感染するので、犬レプトスピラを発症した犬は他の犬から早急に隔離しなくてはなりません。

鼠が感染源となるケースは少々厄介です。ねずみはこの病気に感染しても症状が出ません。健康保菌者(保菌鼠?)として過ごし、いつも通りに活動し、他の動物へ伝染させてしまいます。

犬レプトスピラの主な症状は以下のようなものです。

  • 発熱
  • 食欲減退
  • 目の充血
  • 嘔吐
  • 血便や下痢
  • 脱水症状
  • <口の中の出血/li>

犬レプトスピラの顕著な症状は出血型、黄疸型、不顕性型の3つの類型的なパターンに分けることができます。
  • 不顕性型
    感染しても症状がでないのが特徴
  • 出血型
    悪化により脱水や尿毒症を起こす危険あり。高確率で死亡する。
  • 黄疸型
    出血型よりさらに重い症状となり、最も重いケースでは、発病から数時間から数日後に死亡することも。

不顕性型の場合は自然治癒することも少なくありませんが、長期間、菌を尿経由で排出することから、他の犬や人に感染する原因になり得ます。犬レプトスピラには抗生物質の投与が有効です。脱水症状を起こしている場合は点滴を打ちます。

予防方法は感染症の定番であるワクチン接種を定期的に行うことしかありません。DとHにレプストピラ不活化ワクチンを混合したワクチンを接種します。

もし万一感染した場合は速やかに飼育環境全体を消毒し、清潔に保たなくてはなりませんまた、散歩時には他の犬の排泄物に近づかせないことも大切。特に糞食いの悪癖がある犬は、矯正しておくのが無難です。

ちなみに、犬レプトスピラの中で一番危険な黄疸型の死亡率はなんと60〜70パーセントと言われ、犬の病気としては最も恐ろしい一つです。

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