腎臓の病気で代表的なものと言えば腎臓病。犬の病気としても腎臓病が存在します。犬の腎臓病には類型的なものがいくつかありますが、細菌やウィルスの感染によっておこる腎炎が一番多く見られます。また、腎臓の働きが悪いと老廃物が尿として排出されにくくなり、体内にたまってしまって尿毒症になることもあります。
犬が腎臓病にかかると、嘔吐、脱水、痙攣などの症状がみられ、著しい場合にはそのまま死に至ることもあるので、決して軽く見ないでください。腎臓病の検査は血液検査、尿検査、レントゲンやエコーによって診断します。
●早期発見された腎臓病の場合
早期に見つかった腎臓病は食餌療法などで治療が行われます。治療は、だいたい入院して集中的に行われ、治療期間は長くかかりがちです。繰り返し行う入退院、連続した薬剤の投与、厳格な食事療法を組み合わせて治療に取り組み、検査も定期的に必要なことから、犬にも飼い主にもかなりの負担がかかります。
たんぱく質やミネラルを過剰に摂取しないように留意し、食物繊維を多くとることが大事です。
●嘔吐や脱水、痙攣などの症状が見られる場合
ともかく、速やかに動物病院へ連れて行きましょう。ためらいは命にかかわります。運良く命を取り留めそうな場合でも、早期発見された腎臓病以上に、長い闘病生活が必要です。
しかも、一旦悪くなった腎臓病は治療の効果がはかばかしくないのが一般的、なかなか回復が見られない場合も多いのです。食事制限と薬の服用を延々と続け、最終的には愛犬は何も口にしなくなり、水さえ飲めなくなってゆきます。
このような姿を見続けるのは相当つらいことでもあります。飼い主にとっては少しでも長く生きて欲しいのは当たり前ですが、いつまで治療を続けるか決定するときがきます。腎臓病になった飼い犬が死ぬときは、飼い主が決めなくてはならないのは、辛い現実です。