猫には凶暴な性質が潜んでいます。猫のしつけにおいても、この点は頭の隅に憶えておくとよいいでしょう。
昔から「借りてきた猫」というくらい、おとなしく無害な存在の代名詞の猫ですが、ネコ科の動物は猛獣ぞろい。基本、肉食獣ですから、状況次第で凶暴な側面がでることもあります。
また、猫の中には凶暴な性質の猫も居ます。飼い猫であっても、突然凶暴性が出るケースもあるので、しつけの前提として原因を取り除く配慮が必要です。
手を猫に近づけると爪を立てる、咬みつくなどする猫を時折みかけます。一見凶暴そうなこういった猫は、子猫のときから親兄弟と離れて1匹暮らしをする猫によく見られます。この種の凶暴行為は防衛行為でもあって、しつけをするのはなかなか厄介です。
子猫で噛み癖がある場合は、親猫から咬まれた経験が無いことが原因の場合が多いとされます。つまり、咬むにしても限度が分かっていないということで、子猫が噛み付く場合には、飼い主がきちんとしつけるしかありません。
しつけの仕方は、悪戯のしつけと同じように音声で威嚇。咬まれたら「駄目っ!」と強く短くはっきりと、声を出して叱りましょう。叱られても止めない子猫ならば、口元か鼻をかるく指で弾くようにします。ただし「ピシッ!」と強く叩くのは逆効果、あくまでも軽くはじくように。繰り返し、これを行うと、ネコは「咬む→怒られる」と認識するようになり、次第に咬まなくなるはずです。
猫の凶暴性とは違いますが、猫がひっくり返ってお腹を見せる行動をすることがあります。これは犬の場合と同じで、服従の意志を示しているのです。また機嫌が良くてリラックスしたときにもこういった行為をします。
しかし、この体勢は攻撃態勢でもあるので、注意が必要です。この体勢は素早く立ち上がり、4本の足を駆使して噛み付きに移ることもできます。成猫がこの状態を示したときは、基本的に無視してその場を立ち去るのが良いでしょう。猫の側も無視されたことで、攻撃する相手を失い、咬むこともできないので、ヘンな癖がつきません。
それでもなかなか咬み癖が直らなず、凶暴性が表に出がちな猫も居ます。そういった猫には、霧吹きスプレーをお見舞いするのが有効的です。猫はこの手のものを嫌うものです。ペットショップでは無害で効果的な、酢入りスプレーや苦味付きのスプレーを売っているので、こういったしつけアイテムを利用するのもオススメです。