トイプードルの歴史はとても古いものです。最近になって脚光を浴びているトイプードルなのですが、原型であるプードルそのものも名前は知られているのに、一体どういう出自の犬なのか日本では案外知られていません。少しトイプードルの歴史について記しておくことにしましょう。
プードルは歴史ある犬種の一つです。とても古い時代から人と共にともに暮らしてきたことは判っていますが、その起源は未だはっきりしていません。判っていることは、ギリシャ、モロッコ、ロシア、ポルトガルなど地中海地域から東欧まで広く分布していたということだけです。
最終的にはドイツで繁殖されたプードルがフランスに渡り、彼の地で人気を得たことから、現在のスタイルが定着し、フランス原産の犬と言われています。トイプードルはこのプードルの仲間なんですが、単に体の大きさで分類されたプードルということになります。スタンダード、ミニチュア、トイプードルの3種類に分類されています。
意外なことにプードルはもともと鳥猟犬として飼育されていた犬種です。泳ぎが達者で水鳥猟においては回収犬とし大活躍していたプードルは、松の盆栽のように刈り込まれたヘアで有名ですが、もともとあれは単なるファッションではありません。泳ぎやすくするために手足を短く刈り込み、心臓など重要なパーツを守るために部分的に刈り残されているのだそうです。
ミニチュアプードル、トイプードルといったリトルサイズのプードルは、フランスやイギリスあたりの犬の小型化に熱心なブリーダーの仕事で、元はスタンダードプードルであったものを、小柄な犬を選んでは交配し、一層小型化したというものです。(最近ではプードルのほか、ダックスフントも小型版が人気)
今では主に愛玩犬としてお座敷暮らしの、ミニチュアプードルですが、嗅覚に優れていることから、フランスではトリュフ狩りに連れ出されることが多いそうです。鴨など水鳥もトリュフも美味で知られる食材です。どちらを狩るのも得意というのは血筋なんでしょうか。
トイプードルは茶目っ気のある性格が魅力です。また、多芸、多才なところもあって、理解力にも優れています。そんなところからトイプードルの中にはトレーニングを積んで、、サーカス団で活躍する犬もいます。現在犬が芸をして楽しませてくれるという場面は珍しくなくなりましたが、こういった知的な犬芸は、プードルによってもたらされたという説もあります。