トイプードルの出産は人間と違ってとても短期間なものです。だいたい交配から数えて58日目から64日目前後には赤ちゃんを出産します。
安産のシンボル「犬」は一般にスムーズな出産となりますが、いつでも安産とは限りません。ときには、難産になることも。なので、出産時には獣医さんに連絡をとっておくようにしておきましょう。トイプードルは比較的お産が楽な犬種と言われていますが、命にかかわることですから、準備怠りなく慎重に万全の体制で望みましょう。
トイプードルの赤ちゃんが産道から出てきたら、母犬は子犬を包んでいる羊膜を舐めて中の子犬を露出します。この行動をしないときは、人間が手で羊膜をちぎって顔を出してあげる必要があります。これは子犬の命に関わる事ですから、待ったなしで行わなくてはなりません。迷っている時間はないので、出産前に手順を反芻していつでも行えるよう覚悟を決めておいてください。そんなとき、獣医さんがそばに居てくれると安心です。
呼吸をしない子犬には、子犬の口や鼻の中にある羊水を何回か吸いあげる措置が必要です。これは口で吸い出すのですが、汚いなどとためらっている間に子犬は死んでしまう、待ったなしの作業です。
それでも呼吸をしない子犬は、両手ではさんで、遠心力で吐き出させるようにします。文章にしにくい所作ですので、やり方は事前に獣医さんに教わっておきましょう。まだ柔らかな頭を固定する所作ですから、正しく理解しておく必要があります。
順調に出産しても、口で弱々しく呼吸している子犬は危険な状態です。鼻で呼吸が出来るまで背中をこすり続けないと死んでしまう事もあります。
飼い犬であるトイプードル可愛いさに、単に子供が欲しいという動機で交配・出産を希望する飼い主も少なくありませんが、お産には必ず危険が伴います。十分お産について調べたり、勉強したりした結果で出産を検討するようにしてあげてください。