「ふせ」と「まて」は「おすわり」と同じように、一定のポーズをさせる停止命令です。どれか一つ完璧にできればとりあえず問題なしかも知れませんが、可能な限り全部できるようにしつけてゆきましょう。
●まて
「まて」は犬のしつけでは基本的なものの一つです。犬を飼うとき必ず教えておきたいのが「まて」。「まて」の重要性は実際に犬と散歩をしていると考えると判りやすいと思います。
たとえば、散歩中に急に道路に飛び出していった場合に制止するとき「まて」は威力を発揮します。また、歩行者に向かって急に走り出す、散歩中の他の犬に向かって威嚇するなどしたときに使うなど、犬の日常の中で「まて」の出番はとても多いものです。
ここでは、「まて」のしつけ方を見てみることにします。
「まて」のしつけの仕方でよく見かけるのが、餌を犬の目の前に出し、食べることを抑止するというやり方があります。しかし、これでは犬には何をしつけられているのか理解できません。餌が目の前にあるのに、食べるなという…… なんだか意地悪されている?と考えてしまうこともありそうです。まてに限りませんが、犬を混乱させるしつけは方はやめておくのが良いでしょう。
●ふせ
「ふせ」も「まて」と同じように「抑止系」のしつけです。「ふせ」は「まて」ほど必要性の高いしつけではありませんが、犬を怖がる小さな子供などに散歩先で出くわしたとき、便利な命令です。「ふせ」の姿勢で、とりあえず周囲の人は安心感を持ちます。
「ふせ」のポーズのしつけでは、ポーズに意味を持たせると簡単にしつけをすることができます。犬をしつけているときに、きちんとできた場合には餌をご褒美としてあげる、ほめるなどします。「ふせ」の場合も同じで「こういう事をすればほめられる。ということはこれって良いことなんだー」と肯定的な認識をさせるよう導きましょう。